最終更新日 2020年9月28日 by neecat
どうも、neecat(にーきゃっと)です。
今回は、おすすめの本「できない脳ほど自信過剰 パテカトルの万能薬(著:池谷裕二)」についてご紹介したいと思います。
以前、書いた記事:【本】猫から学んでみよう人生の生き方 でも書いた通り、自分の人生について悩んだ為、心理学的部分から何かヒントをつかめないか、と「心理学」に関する本を読みました。
今回は、別視点、「脳科学」から自分の脳について理解し、楽しく人生を過ごせるヒントを得る為、今回の本を手に取りました。
本の内容
脳の働きについて、項目ごとにわかれて書かれています。
まず、6つの大きな項目にわかれています。
1. 脳のクセを知る
2. 記憶とは何か
3. ヒトをヒトたらしめるもの
4. 「気持ちいい」を科学する
5. 見えない世界
6. 未来を考える
ここから更に細かく項目が分かれています。
例えば、1章の脳のクセを知る項目では、
・嘘つきは実は正直者
・「目」は語る
・ユーモアはわかる人は自己評価が低い
etc…
という風に項目が分かれているため、自分の読みたい項目から読むことができます。
基本的に大学などで行われた実験を著者がわかりやすく嚙み砕いて、解説して、最後に著者の見解が書かれています。
どの項目もわかりやすい文章になっている為、すんなり読むことができました。
まぁ、題名の「できない脳ほど自信過剰」にあてはまる項目は、それほどあるとは思いませんでした。しかし、研究結果により脳はこのように働く、と勉強になることがたくさんありました。
猫に関する項目を少し紹介
実は、この本の項目の一つに猫と人間に関する内容が載っています。
5章目の「ネコ好きな人はもしかして……」
という題名がついています。猫好きな人には気になる題名ですよね・・・
要約すると、猫に寄生する寄生虫に寄生された人間は、その寄生虫によって猫に対して好ましい感情を抱くように制御されているという話。
こう書くと少し怖いですね(笑)
でも、実は自分の猫好きは、その寄生虫によるものだったら、私のこの好きは仕組まれているということ・・・
そう考えると、私の感情は本当に私自身のものでしょうか、考えさせられる項目の一つでした・・・
細かい話は、本書を読んでみてください。
自分なりに調べてみました ⇩
neecat の感想
買ってよかったと思う本の一つになりました。
そもそもなぜ脳科学に興味を持ったかというと、感情とは脳内の化学物質の分泌なのだと何かで知ったからです。
この脳内物質を何かしらで制御できれば、自分の感情を調整し、楽しい人生が送れるのではないかと思ったからです。
まぁ、実際、自分で脳内物質を調整することは難しいでしょうが・・・
そこで、脳は、対象に対してどのような反応を示すようになっているかを知ることで多少の脳の制御が可能ではないかと考えました。
今回の本は、その考えの答えに近いものだったと思います。
自分の感情は脳内物質による働きである、と考えると新しい人生を開くヒントになると、私は思います。
人生に悩んでいる人、心理学視点の本を読んでもどうにもできない、と思っている人におすすめしたい本です。
是非、読んでみてください。
以上、おすすめ本の紹介でした。