最終更新日 2024年9月14日 by neecat
どうも、neecat(にーきゃっと)です。
猫は、「ゴロゴロと喉を鳴らす」仕草は、犬にはない特有の仕草ですよね。
今回は、喉をゴロゴロと鳴らす仕草について記事を書いていきたいと思います。
<目次>
・日本での通称がない
ちなみに英語では…
・仕組みが解明されていない
・ゴロゴロ喉を鳴らす理由
幸せなゴロゴロ
コミュニケーションのゴロゴロ
つらいときのゴロゴロ
要求のゴロゴロ
・ヒーリング効果
・参考文献
日本での通称がない
日本人は、この仕草について「喉をゴロゴロ鳴らす」と大抵の人は表現しており、通称はないですよね。
どういう意味かというと・・・
例えば、自分の縄張りににおいをつける行為を「マーキング」と私たちは呼びますよね。
しかし、喉をゴロゴロ鳴らす行為に統一された呼び方がないのです。
〇 ちなみに英語では・・・
英語では「purring(プーリング)」と言います。
まだ仕組みが解明されてない
ゴロゴロと「喉」を鳴らす、と私たちは表現しますよね。
しかし、具体的にどのような仕組みでゴロゴロ音が発せられているかわかっていないのです。
仮説として
・声帯とは別の、咽頭質皺壁(いんとうしつすうへき)という仮声帯から音を出している。
が一番有力説となってます。
ゴロゴロ喉を鳴らす意味
〇 幸せなときのゴロゴロ音
以前、
この記事で、猫には4つの気分があると書きました。
このうちの一つの気分である「子猫の気分」、このときに猫は飼い主に甘えたくなるということです。
喉をゴロゴロ鳴らしながら、飼い主のお膝でもみもみ・・・子猫時代を思い出しているともいわれています。
また、安心して、リラックスしている状態でもあります。
〇 母猫とのコミュニケーションツール
子猫は、母親とのコミュニケーションで喉をゴロゴロ鳴らすそうです。
母猫に「私(僕)は、ここにいるよ」とか「お乳で元気に育ってるよ」などの意味があるのだとか。
〇 つらいときのゴロゴロ音
体調が悪い時にもゴロゴロと喉を鳴らすことがあります。
なぜツラい状態なのにゴロゴロ鳴らすのか・・・
一説では、幸せな気分を思い出して、つらさを軽減しようとしているらしいです。
猫が体調悪そうにして、ゴロゴロ音を出していたら、病院に行くことを検討した方がよさそうですね。
また、「私はつらい思いしてる!」を飼い主にアピールしているという説もあります。
〇 要求のゴロゴロ
ゴロゴロと鳴くのは、甘えているときというのが一般的な認識ではないでしょうか?
実は、そのゴロゴロ音は「要求」のゴロゴロかもしれません。
「ご飯くれー」とか「遊んでー」などの要求になりますが、このときのゴロゴロ音は「幸せのゴロゴロ音」と少し違うようで、若干周波数に違いがあるようです。
なんでも、その周波数は人間の赤ちゃんの泣き声と同じくらいだとか。
その為、人間は本能的に要求に応えたくなる気持ちになるそうです。
恐るべし猫…!
ヒーリング効果がある⁉
ゴロゴロ音が骨折の治癒を早めるそうです。
ゴロゴロ音は周波数は20~50Hz程度で、この周波数は、自然治癒力を高める力があるそうです。
この能力を使った治療方法をフランスでは「喉鳴らし療法」として取り入れているそうです。
neecat の小言
「ゴロゴロと喉を鳴らす」と一つの表現でも、全く別の意味合いをもっていますね。
ゴロゴロと喉を鳴らして膝に乗られると、大変幸せな気分になります。
ある意味、猫からの幸せのおすそ分けと言えるでしょう。
◎ 参考文献
・オスねこは左利きメスねこは右利きー著:加藤由子
・にゃんこの気持ちが面白いほどわかる本ー著:にゃんこ研究会
・ねこほん 猫のほんねがわかる本ー監修:今泉忠明
・幸せになるねこ暮らしー著:獣医にゃんとす