最終更新日 2020年9月30日 by neecat
どうも、neecat(にーきゃっと)です。
猫の尻尾はすらっと長いイメージが私にはありましたが、日本にいる猫は尻尾が短い猫(かぎ尻尾やぽんぽん尻尾)が多いそうです。特に九州地方の猫は、短い尻尾猫が多いようです。
一方で欧米では、長い尻尾猫が主流だそうです。
尻尾の役割
猫の尻尾は、主に体のバランスをとる為に使います。体の向きを変えたり、高い所に登ったり、狭い所を歩いたり、様々な個所でバランスとりに役立っています。
また、感情表現の一種にもなっています。喜んでいるときは尻尾をピンと立てたり、恐がっているときは股の間に挟んだり、様々な感情が尻尾にあらわれます。
尻尾の種類
長い尻尾
かぎ尻尾
ぽんぽん尻尾
★ かぎ尻尾は幸運のしるし?
かぎ状になっている尻尾は、幸運をひっかけると考えられていて、幸運のしるしだといわれています。
尻尾が短いって?
野生の猫は、本来長い尻尾しかいません。
曲がった尾は、尾骨の癒合によって起こります。この特性は、基本的には劣性遺伝の為に、尾が短い猫は数を減らしていく一方のはずです。(メンデルの法則)
それにも関わらず、尾が短い猫が多いということは、尾が短い猫は重宝され、受け継がれていったと考えられます。
猫又伝説
尾が短い猫が重宝された理由の一つとして「猫又説」があります。
どうやら昔の人は、猫が年を取ると尻尾が二つに分かれて猫又になる、と信じられていたそうです。
『猫又』
山奥に住み、人間に化けたり、二本足で歩いたり、人を食らうとかなんとか・・・
その為、尻尾を切る「断尾」という習慣もあり、尾が短い猫の方が人々に愛されたそうです。
最近は長い尻尾が増えてる
近年では、欧米から猫が輸入されたことによって、長い尻尾の猫が増えているようです。
短い尾が劣性遺伝である以上、これからも尻尾の長い猫が増えていくと思います。
日本生まれの品種に
尻尾がぽんぽん尻尾の日本猫、「ジャパニーズ・ボブテイル」という品種がいます。
欧米では、長い尻尾の猫が主流だったために、来日したある米国人がその「ぽんぽん尻尾」に魅了されたそうです。
それをきいた米国ブリーダー達がぽんぽん尻尾の猫「ジャパニーズ・ボブテイル」の繁殖を開始、1976年に品種として認められました。
ジャパニーズ・ボブテイルの特徴は、尻尾の長さが7.5cm以内。柄は、日本でよく見る単色や二毛、三毛などが当てはまります。
neecat の小言
野良猫などを見かけることはありますが、尻尾がどうか、じっくり見たことないなぁと思います。(すぐ逃げられてしまうので・・・)
日本では、長い尻尾が縁起悪いと考えられていたのは知らなかったです。更に、「尻尾切り」という文化もあったことに驚きました。
なんだか、可哀想な気がしますが・・・
個人的には、長い尻尾の方が好きです。
怒ったときなど尻尾がぽんぽんに膨らんで可愛いです。
◎ 参考文献
・猫の教科書ー著者:高野八重子・高野賢治
・オスねこは左利きメスねこは右利き 著者:加藤由子